2010年12月30日木曜日

12月30日

本日で2010年の作業を終了。
寒い中パイプ作りお疲れ様でした。
これで破損したパイプは復活です。
新年は1月4日から再開です。
みなさま良いお年を。

2010年12月22日水曜日

12月19日

先週成型したテールパイプは無事脱型しました。
今週は主翼に前縁プランクを取り付け。

土曜日は忘年会でしたが酒に目がくらんで誰も写真を撮ってない・・・。

年末の12月29日、30日で残る最外翼の桁を成型します。

2010年12月14日火曜日

12月12日

そろそろ寒くなってきたのでCFパイプ作成に手をつけます。
必要分は琵琶湖から引き上げるときに折れたテールと最外翼2本の計3本。
まずはφ110のテールからです。
久しぶりのパイプ焼きお疲れ様でした。
無事脱型できることを祈る。

2010年11月30日火曜日

11月27日

個人的には久々の作業場。相変わらず人手不足の感。

現在、主翼の修復中。
修復作業って、一から作るよりも手間がかかるものだと痛感しました。


こちらは引き続き趣味の模型機制作中。

厚→安 の往路で富士川SAで撮りました。ちょっとだけ富士山。もう冬ですね。

来週末はスカイ・スポーツ・シンポジウムにて講演予定。

2010年11月22日月曜日

11月21日

トヨタMPACの手伝いで飛騨エアパークに行ってきました。
朝は気温0度の寒さと霧でひどい状況でしたが、10時過ぎ
から晴れて何とかなりました。

朝の飛行場、視界不良。

晴れるといい感じ。

合間にモーターグライダーが飛んで行きました。


2010年11月18日木曜日

11月14日


作りだめておいたリブを桁に取り付けます。前縁マークを糸にあわせて角度を決定します。

2010年11月9日火曜日

11月7日

破損した部分のリブをつけていきます。
桁の両端が塞がっているので半割にして桁の前後からはさみます。
翼型が崩れないようにプラバンで上面下面の長さをあわせていますが、
リブが薄い部分はネガを当てた方がよさそうです。


一方、本番用のプロペラの仕上がりも順調です。

2010年10月24日日曜日

10月23日


電装系が得意な鳥人間が来てくれました。こちらのニーズや実現性等を打ち合わせ、かなりの好感触を得ました。
1号機”Nextz”の真の性能を計測データによって明らかに出来れば、最高の道楽になりそう。
心強い協力者をGetです。

CF強化リブを製作中。なんかスーパーで売ってる真空パックの魚みたい。
こちらは主翼前縁プランクの3次元切り出し中。こんなかんじで二人がかりでやります。 順調に出来上がっていますが、材料あたりの生産量が少ないのが悩みどころ。
廃材は後縁材等に流用します。 一方で趣味の時間。どうやらDrela設計のハンドランチ機を作ってる模様。
主翼をFRP加工中。
一部、応力外皮の実験も兼ねており、徐々に2号機主翼構造の具体化を図っています。
徐々に寒くなってきました。3度目の冬はおそらくテール用CFパイプの製作から始まりそう。

2010年10月18日月曜日

10月17日

強化リブ作成中。
CFシートをリブの桁より後縁側に貼り付けます。


バルブ付き布団圧縮袋のテストをしてみましたが、これはかなり使えます。


今日は秋祭りがありました。
写真は姫神輿です。
その他、巨大な主砲を搭載した神輿もありました。
少し問題があるので写真は載せれません。

2010年10月12日火曜日

10月11日



作業内容
・芝浦工大が見学。学生らしい見学スケジュールでした。
・シャフトが錆びていたため、メンテナンス。
・プランクの切り出し。
・カーボン強化シートの作成。

2010年10月5日火曜日

10月3日

やっと涼しくなってきたのでそろそろCFRP焼きを始めます。
確認のため保存してあった端材でプレートを一枚作ってみました。
プリプレグはまだ生きてます。たぶん・・・。

2010年9月29日水曜日

9月26日

現在機体修復作業中。

桁クリーニング。


右に見える翼はそのままでもいけそうですが・・・。

ペラハブAの回収に成功。実はほとんど着いていなかったかも・・・。

修復はイチからの組み立てより難易度が高いです。
がんばりましょう。


2010年9月20日月曜日

9月19日 学生交流会


何年かぶりに学生交流会に参加しました。
いつの間にか規模が拡大しておりビックリです。
ホスト校お疲れ様でした。

2010年9月7日火曜日

9月5日

機体の修復を開始しました。
まずは主翼から。
ダメージの小さい部分は残し、大きく破損している部分はごっそり取り替えです。
下の写真はリブ用の母材を切っているところ。
重力式スライサーです。

2010年8月29日日曜日

8月29日

作業場拡張作業完了。
予想より時間を食いましたが、かなり広くなりました。

これでやっと機体の修復にとりかかれます。

2010年8月28日土曜日

8月28日

広くなった作業場を使いやすいようにレイアウト変更中。
棚を移動して、道具を移動して、作業台を移動して、照明を移動して・・・。
やっぱり1日じゃ終わりません。電気配線とかだいたい1日分の仕事が残ってます。

レイアウト変更は明日も続く。

2010年8月24日火曜日

8月22日


桁試験を実施。まだ、使えると判断しました。

<告知>
9月24日の鳥コンをスポーツバーで観戦しませんか?
場所は名古屋駅周辺です。興味ある方はtt.team.f@gmail.com までご連絡を。
詳細をお伝え致します。

2010年8月22日日曜日

8月21日

酷暑が続く中、本日は荷重試験の準備作業。

荷重試験のおもり作り。ペットボトルに水を入れ、計量しています。

こちらは琵琶湖にてぶっ壊れたエルロン部の桁を結合中。
再利用はしませんが、荷重試験のモーメントアームとして使います。

本日は東京大学F-tecの方々が作業場見学に来訪されました。
ついでに作業を手伝っていただきました。感謝!

明日は主翼桁の荷重試験です。果たして再利用できるのか??

2010年8月15日日曜日

8月15日

本日は作業場の大掃除。通算5回目となる作業場拡張作業です。
炎天下の中、ほこりまみれになりながら奮闘しました。



作業場から運び出したものたち。相変わらず謎なモノばかり出土します。
庭いっぱいに積みあがりました。

拡張後の作業場。奥のほうが使用可能となり、空間の余裕がかなり広がりました。



作業後はうな丼。ご褒美として、リーダーのお母さん、おばあちゃんが手配してくれました。
うまかった!感謝!


明日はゴミ廃棄場へ赴きます。今日同様、厳しい作業となりそうです。

2010年8月8日日曜日

8月7日

本番の飛行後、水浸しになった駆動系。
応急処置としてサビ止め液に浸して持ち帰っていたものを、今日は本格的にお手入れ。

特に損傷は見当たりませんでしたが、ベベルギヤ4つのうち、負荷の大きい2つは歯面がやや劣化気味。
今のうちに追加発注かけるつもりです。


隣では自転車を整備中でした。
試験飛行で大活躍だった自転車。色々と手荒に扱われたようで、持ち主のメンバーは若干ご立腹。

今夏5回目のスイカをいただきました。今年はなんだかスイカと縁があるな・・・


来週は大掃除(第5次作業場拡張計画)をやります。人手求む。

2010年7月25日日曜日

9月24日 鳥コン結果報告

*悪乗りの産物、方々に土下座。*

白い旗が振り下ろされる。ゲートオープン。
補助の機体保持要員が後ろに下がる。
左右のウィングマン、3人のテール保持。
パイロットを乗せた白い機体。

うだるほどに暑いプラットホーム上から温度が無くなる。
誘うような緩やかな向かい風の音以外、全ての音が消える。
観客席の応援の声も、湖面で待機するボートのエンジン音も聞こえない。
極度の緊張、という現象。

パイロットが順に機体保持者に声を掛けていく。
「右ウィングマン、準備OK?」
「OK」
「左ウィングマン、準備OK?」
「OK」
「テール準備OK?」
「OK」
聞き慣れたはずの声なのに、知らない人の声のように聞こえるのは、全員の声が上滑っているからだろうか。

「プロペラ回します!」
鮮やかなピンクのプロペラが力強く回転を始める。
青空を切る、艶やかなブレード。

「3、2……」
補助のテール保持2人が左右に掃ける。

「1……GO!!」
動き出す機体。
そのスピードは決して遅くないはずなのに、まるでスローモーションのようだ。
数歩を機体と共に走ったウィングマンが、身をかがめて翼を空に放つ。
最後まで機体に寄り添うのはテールプッシャー。
後押しする手が離れ、屈めた頭の横を垂直尾翼が過ぎ行き……
プラットホームの縁から、機体が宙に滑り出した。
1年と10ヶ月をかけて作られた、私達の機体。

この瞬間だけは、いつも、いつも、どこかにいる何かに心から祈る。
どうか……どうか、この飛行機を飛ばしてください……。



飛び出しは悪くなかった。
悪くなかった…が、安定はしていなかった。
途中で落ちてしまうのではないか、という不安が頭をもたげる。
機体を追うようにプラットホームの端に走り寄った仲間達が口々に叫んだ。
「アップだ!上げろ!」
その声を掻き消すかのように鳴り響く、タイムの測定開始を知らせるホーン。
それは、ただの人力飛行機ではない。タイムトライアル機としての闘いの始まりの合図だった。

まるで翼を傷めた鳥のように、わずかによろめきながら遠ざかってゆく機体。
機速は速い。
桟橋から行方を見守っていたどのチームよりも速いと、贔屓でも希望的観測でもなく、そう感じた。
あっという間に近付くターンポスト。
機体がゆっくりとその側面を見せ始める。
魔物の潜む淵を通り抜けるような、旋回の開始だ。

テイクオフ直前の緊張感を、張り詰めた糸に例えるならば、
旋回時の緊張感は、最高潮に盛り上がった管弦楽のように思える。
いつ何が起こるのか。
機体の一挙一動に心が激しくかき乱され、呼吸を忘れる。




見つめるメンバー達の視線の先で、旋回する機体。
紅いペイントが施された胴体が、徐々に見えにくくなり、
代わって鮮やかなピンクのプロペラがこちらを向いた。
だが…あまりにもバンク角が大きい。
スパイラルだと誰もが思った。このままでは墜落してしまう。
どんなに叫んでみても、500mも先に自分の声など届かないことは分かっている。
それでも全員が「落ちないでくれ」と声を上げ続けた。
MCの藤本美貴が、500m地点を1位で通過したと声を掛けてきたが、
機体が帰ってこなければ、タイムに意味などないのだ。
誰一人、その言葉に応える余裕を持った者は居なかった。




願いが通じたのか…
その瞬間、ふわりという音が聞こえた気がした。
機体がバランスを取り戻す。
真っ直ぐにプラットホームに向いた機首と、水面に平行になった主翼。
追い風に乗り、私達の機体とパイロットが帰ってくる。

プラットホームの真正面。
ゴールを告げるホーンが鳴り響き、
機体を追い越して行ったボートの上で、審判員が赤いフラッグを振り上げる。
機速が速過ぎるが故に不安の残っていた着水も、上手く行った。

奇跡。そう表現したい程の完璧なフライト。
プラットホームの上で喜びが爆発する。
ハイタッチが行き交い、無茶苦茶に抱きしめ合った。


2位に31秒の差を付けての暫定1位。
灼熱する機体回収場で作業をしている時に、暫定が確定となった事を知った。
通り過ぎる人が祝福の声を投げかけてくれる。
その言葉に「優勝」という、その意味を知った気がした。




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応援ありがとうございました。